夕張市南部東町には、
三菱大夕張鉄道と炭鉱施設が目の前に存在しました。
三菱大夕張鉄道車両保存とは
大夕張駅は、三菱石炭鉱業大夕張鉄道線の駅で、三菱大夕張炭鉱閉山にともなう大夕張鉄道線の路線短縮にともない1973年に廃止され、現在は車両保存跡には色が塗り直され黒光りする車両が残されています。
この車両の中には入ることができ、当時の鉄道車輌を知っている人間であれば懐かしくなるはず。
自分はあいにく、この時代の列車には残念ながら乗っておらず、小樽の鉄道博物館(現総合博物館)で経験しているだけなので、
正直な感想としては鬼滅の刃の無限列車編でみたヤツだ!くらいの浅い感想しか出せなかったです…(悲)
列車から出ると、当時使われていたバスも保存状態がよく展示されているので、そちらも合わせてゆっくり見学していただければと思います。
保存車両周辺には炭鉱施設、病院跡地が更地となり、基礎のコンクリート部分が残っている程度。
おおくの建物は経年により崩れ、かつては商店街だった場所も今は…。喫茶店と思われるレンガの建物は無惨にも崩れ去っていました。
喫茶店の周辺にも昔は店が立ち並んでいたようで、今ではまったく想像できません。
車両保存から道路をはさみ反対側、少し東にあるくと大きな空き地がありそこには鉱業所、大夕張病院が。他にも旅館、酒屋、宗教の道場(?)個人医院、居酒屋、スナックなどがぎっしり。
1980年頃のゼンリンの地図を見てみるとそれらがあることがわかりました。
共寿園は三菱大夕張鉱業所がある時代から残る数少ない建物で、写真を撮影している場所、空き地は、鉱業所に引かれた繰り込み線の跡地。
この線路を堺に引き込み線が引かれて南部から先、鹿島方面に鉄道が延びていたようです。
今では鹿島方面はシューパロダムの底となり、水没しています…。
南部東町周辺で営業しているのは、床屋とガソリンスタンド、ダムカレーのお店くらいでしょうか。みなさんもぜひ応援のために立ち寄ってみてください。
ちなみに、現役ガソリンスタンド裏からシューパロダム方面へ行くと、南部菊水町と青葉町があります。
そこは水没しているわけではありませんが、もう街としての機能はほぼ残っていません。。。農家さんが一軒?あるくらいですかね…。他も残っているのかもですが残念ながら私は把握していません。
2045年の日本はどこもこうなる
先日、恐ろしい新聞記事を見てしまいました。
2045年に北海道の人口は400万人を割るそうです。
この夕張市は今からさらに75%ほど人口が減り、
800人を割るそうです。
今からたった20年ほどでこの地域のほとんどは消滅してしまうようです。
今回撮影した地域もおそらく20年後にはダムを残し自然と還っていくのかもしれません。
これはけっして夕張、北海道だけの話ではなく日本全体として消滅していく地域は増えていくでしょう。一つの市や町としてかろうじて残れても、今あなたが住んでいる町内会(地域)は無くなってしますかもしれませんよ。恐ろしい。
ではニナでした。※Twitter、Instagramやってます!よければフォローしてくださいねー!
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