美唄市南美唄町『山奥の要塞』のような一時代を支えた変電所跡

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廃墟遺構・限界集落・廃村・廃駅など『廃関連』
三井美唄炭鉱変電所跡

皆さんこんにちはニナ(himajine_syasai)です。

北海道美唄市南美唄町、美唄を通る道央自動車道から山奥にある
コンクリート遺構、まるで要塞のようにもみえる。
現在は崩壊激しい変電所跡をご紹介します。

美唄市には大小さまざまな炭鉱があった

美唄市にはかつて大小さまざまな炭鉱がありました。
数ある炭鉱が買収されたことにより大きく分け二つの炭鉱になったのです。
三井鉱業と三菱鉱業が美唄二大炭鉱を形成。
一つは
皆さんにも知られている『我路』や『沼東小学校』があった三菱美唄炭鉱。
我路を知り過疎地の事や、炭鉱に興味を持った人も少なくないはず。

※私ニナもその一人です。

↑※古い動画の為、カメラや編集に難アリです。↓

そして今回紹介する三井美唄炭鉱。
三菱美唄炭鉱と比べると出炭量など、少し規模は劣るものの、美唄市の二大炭鉱街を形成したヤマ。
三井美唄炭鉱は日本一キレイな炭鉱住宅街といわれる程だったそうです。
ですので多くの遺構が残っています。その一つが今回ご紹介する三井美唄炭鉱変電所跡。

近くを道央自動車道が通っている事から何となく安心…と思ってしまいがちですが、
当然ここも『ヒグマ』の生息域。

※最近では札幌市内にも出没しているので、どこに出てもおかしくない。

南美唄の町から山奥へ…

とある場所に車を停車しひたすら南美唄の山奥へ向かい歩く。
くねくねを曲がりくねった道の先、いくつか分岐している道があります。
間違わないように歩き続ける…。

分岐点から間違わずに進み、
周辺は高い木々に囲まれ鬱蒼と茂っている砂利道を歩く事数分。

その役目を終えた変電所跡が姿を現すのです。

変電所外観

外観の美しさは別格‼

近くで見た瞬間、写真や動画を撮るのも忘れ吸い込まれるように中へ…。
役目を終えてから数十年もの間、よくここまで完璧な程美しく時を経てくれたかと。
多く侵入者もいただろうに…。残っていてくれて本当に感謝。

人間、鹿、狸、狐、熊…。
よくここまで耐えて自然に退廃してくれたものだなぁ…。

遺構の中は退廃美で溢れていた

三井美唄炭鉱変電所跡

中に入って目につくのが階段。
あぁ、TwitterやInstagramでも見たあの美しい階段だと一発でわかりました。

その奥には無限に差し込む光。
入口は暗いのに、奥は何故こんなに明るいのか…。

(youtubeに動画アップするのでそちらをご覧ください)

以下の写真は、
変電所などのコンクリート遺構の中に必ずあると言ってもいい椅子。
それなりの人数が働いていたと思うのですが、何故か一脚しかない事が多い謎。
これもまた美しい。

椅子もここが完全に崩壊するまで変電所と一緒に朽ちていくのでしょうね。

三井美唄炭鉱変電所跡

ほかにも、
コンクリート遺構・変電所跡らしく、多くの碍子の残骸や、
白華(コンクリート鍾乳石)など見ることができ、これ以上ない廃墟美を見ることができました。
なんて最高なんだろう…。

ただ一つ問題が…動画撮影に夢中になりすぎた為、写真はあまり撮ってなかったのが悔やまれる。
※撮っていたけど使えないものも多くあった( ;∀;)

決して広い建物では無いのに、気づけば1時間はこの場所に滞在していました。
一時代を支えたヒーローには、
今後もずっと山奥で静かに余生を過ごして欲しいものです。

Youtube動画『三井美唄炭鉱変電所跡』

最後にYoutubeにアップした動画で終わります。

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