『激渋』とある温泉街の川沿いにひっそりたたずむ食事処の廃墟探索

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道央

とある北海道の有名な温泉街に存在する廃墟。かつては、テレビCMでも一時期は見ない日が無いくらい放送されており景気の良さを感じた場所。そんな温泉街も今やコロナの影響か、平日だったからかはわからないが人通りはほとんど無い。

川が静かに流れ、その川に沿うように道路が延びる。森の奥、山の奥だが宿泊施設が道路沿いに立ち並ぶ。

近くに架かる橋の架け替え工事の影響もあってか、それとも近年のコロナのせいなのかはわからないが、廃業している温泉や店がいくつか見られる。

すぐ近くの橋。

今回紹介する廃墟はその中の一つで、近くを通っただけでは気づく事はないであろう場所にひっそりと佇んでいた。

近くには神社があり鳥居が並んでいて車で通るだけなら間違いなくそちらに視線が持っていかれるだろう。

道路から見えるのはこの鳥居。

外観からして峠の茶屋のような、古民家のような。今ならリノベーションして古民家カフェでもやればいいのでは?と思ってしまうような『品がある』建物である。

自然の中にとけこむ廃墟

きっとここで食事をした人は良い思い出が残っているに違いない。自分も『あぁここで飯食ってみたかった』と思いながら探索していた。

中に入ると、入口の足元は陥没しており、その先に目をやると一枚板で作られたカウンターテーブル、信楽焼の湯呑み茶碗があった。これらはどちらも高そう、、、少なくとも昔は高級品だった。その一枚板のカウンターの上には灰皿が置いてあった。食事処でタバコを吸えるなんていかにも昭和や平成初期だよなぁと思った。

メニュー表などは残っていなかったが、カウンターの上にはガラスケースがあり、おそらく昔は寿司のネタが入っていたのではないだろうか???そして、もう一つ壁に貼られていた『牛丼』580円。吉野家やそのほか牛丼チェーン店と比べると高い気もするが、このお店で580円はなんとなく安い気がする。

厨房の奥へと進むと踏み場所がほとんど残っていない程、ゴミが散乱してあり、廃墟らしさが出ていた。それを踏み越えつついつ崩れるともわからない厨房の最奥へは行く気にはなれなかった。

店の入口から反対側の外へ出てみた。すると陥没したような完全に瓦礫の山となっている部分があった。川の流れる音が聞こえ、恐らく川を見ながら食事ができる、今風にいうならテラス席の様な場所があったのだろう。(YouTubeのコメントによるとその様な感じで間違いないとのこと。)

残念ながらその様子から見てこの場所をリノベーションをして再営業は不可能であり、探索もそれ以上は不可能と悟りこの物件の短かった探索は終了となった。

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