今回紹介する北海道三笠市は私ニナが『炭鉱に興味を持ち始めた探索初心者の皆さんにおすすめする町の一つ』です。
三笠市の遺構は幌内に限らず、どの地域でも比較的行きやすい場所も多いのですが、その中でも幌内地区は、北海道で最初に鉄道が通った地域の一つで鉄道遺構、炭鉱遺構、炭鉱住宅などが多くみられる地域。
これら炭鉱に興味がなくとも『化石』の町とも知られているのでそちらをみて回るのも良いでしょう。
新幌内炭鉱立坑跡(新三笠炭鉱)
まずはじめにオススメしたい遺構は、新幌内炭鉱立坑跡(新三笠炭鉱)です。
立坑とは炭鉱の深部の開発を目的とした垂直な坑道です。道路すぐそばにあり探索感はないけれど、初心者の方が遺構めぐりを楽しむにはちょうど良いと思います。
新三笠炭鉱変電所跡
これは時期を選びますが、春先であれば道路から見ることができます。近くによることはできますが最低限長靴は必要です。幌内炭鉱変電所とは違い整備されておらず、朽ちていく一方。
私が行った時には雪どけにより水没しており残念ながら中に入ることはできませんでした。
新幌内炭鉱風井跡
三笠市のリサイクルプラザのすぐ近く、最初に紹介した立坑から歩いてすぐにあります。
読み方はふうせい(風井)。
風井とは坑内における通気坑道のことをさしています。
この左の穴から中に入ったみたが閉じられているため狭かったです。
この煙突よりさらに奥にも遺構がありますが、しっかりと装備を持っていないと危険なのでおすすめしません。
夏になると上の画像のような遺構は、木の色によって非常に見つけづらくなります。春がおすすめですが、どこかに『穴』がある場合もあるので無理しない様…。
上の画像は何かはわかりませんでした。穴が埋められた様にも見えますが。さて…
幌内線 唐松駅跡
以前は中に入ることもできた唐松駅。残念ながら今は入ることはできませんが、線路やホームが残っているので、
当時の風景を想像しながら眺めてみると楽しくなるかもしれません。
三笠市は私のような探索者にとって非常に楽しめる街。北海道の近代歴史を知るにもとても良い場所ですし。ぜひ一度、炭鉱遺構に限らず訪れてみてください。
町が積極的に保存する動きをしているためイベントもたびたび開かれておりそこに参加するのもいいと思いますよ。
また、飯屋さんも多くありますので、探索を目いっぱいして疲れたら美味い飯を食って少しでも三笠市にお金を落としていってくださいねー。
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