知らなければ通り過ぎてしまう、月形の“名もなき名店”
こんにちは!ニナです。
今回ご紹介するのは、北海道・月形町の国道275号線沿いにぽつんと佇む名店──ドライブイン鶴八さん。地元の人でも「営業してるの?」と戸惑ってしまうような場所にあり、
看板もない静かな佇まいですが、実はしっかり営業中。知る人ぞ知る、再訪確定の“隠れた名店”です。
厚切りでジューシー!ソースカツ丼の実力
今回私がいただいたのはソースカツ丼。メニューはシンプルで5種類でカツがメイン。
ソースカツ丼、エビカツ、カツカレー、味噌カツ…。
このソースカツ丼が本当においしかった。
まず、カツの厚みが圧巻。揚げたてサクサクの衣に包まれたお肉はやわらかく、食べ応えも十分です。
ソースは甘すぎず、ほどよい塩気とソースからくる酸味が絶妙で、白米がどんどん進む味。しっかりと染み込んでいながら、衣はベチャつかずカリッと。家庭ではなかなか出せない、プロの火加減とタイミングを感じさせます。
マスタードをかけるとアクセントが効いて、箸が止まらない!
丼全体としてのバランスも抜群で、しっかり味がついているのに後味は軽やか。まさに「また食べたい」と思わせる味わいでした。
営業中?看板がないその理由
店頭に看板はありませんが、実は“のぼり”が営業中のサイン。のぼりが出ていれば中に入ってOKです。
お店を切り盛りするのは年配のご夫婦で、提供される料理にも、落ち着きと優しさに満ちています。
営業時間は主に昼のみ。しかも、お客さんが一段落したら閉めてしまうこともあるそうなので、訪れる際は正午前後がベストです。
ちなみに、看板を外した理由は女将さんいわく「老朽化で危なくなったから」とのこと。そのエピソードだけで、この店の長生き歴史を語られているような気がしますね。
昔のままの良さが残る場所
店内は飾らない空間で、メニュー表も簡素。
レビューを見ても「また食べたい」「カツ定食を出してほしい」といった声が多く、
その多くはカツのクオリティに驚いた人たち。
お店の存在に気づかず通り過ぎてしまったとしても、わざわざUターンして戻る価値がある、まさにそんな一軒ですよ。
国道275号線沿い、食べ物屋が少ないエリアで、この「気まぐれに開いている名店」に出会えたことは、ささやかな幸運でした。
気になっていたけど入ったことがなかった方、まだ知らなかった方にも、ぜひ一度訪れてみてほしいです。
お店の基本情報
- 店名:ドライブイン鶴八
- 住所:北海道樺戸郡月形町46(国道275号線沿い)
- 駐車場:大型トラックも余裕で停められる広々スペースあり
- 営業時間:昼のみ営業(〜13時前後、客足により早じまいあり)
- 定休日:日曜日(※臨時休業あり)
関連リンク
▶ 月形町公式サイト
最後に
月形町には、こうした素朴だけれど確かな味を守るお店があります。ドライブイン鶴八は、その代表格とも言える一軒。厚切りソースカツ丼に込められた静かな店主の情熱を、国道沿いのドライブの途中で、ぜひ味わってみてください。