みなさんおはこんばんちは。ニナ(@himajine_syasai)です。
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皆さん今回ご紹介する、
『ホテル層雲』と聞いてピンと来る方はどれだけいるでしょうか?
北海道の人間であれば、もしかするとあれかな?と言う人は多いかもしれませんが…。
ホテル層雲という名前だけ聞いてもイマイチピンと来ない道民の方もいらっしゃるかもしれません。
でも道民である程度の年齢層の方が、
これを聞けば一発であぁ!あれか!となるモノがあるのでここで一発ご紹介します。
ホテル層雲のCM(歌詞)
ゆ~ったりのんびりと ゆ~ったりのんびりと
ふふん ふふん ふふん
ホテル層雲♪
ってヤツです。思い出しましたか??
冒頭に層雲峡の岩肌が出てきて、その後温泉に入る女性の背中が映ります。
その女性が振り向くと、ねじり鉢巻きをしたオッサンが温泉の上にお盆と徳利、お猪口を乗せ、機嫌良さそうに歌っている所を蛙が何故か近くで見ています。
そしてその後、女性とオッサンが意気投合し、なぜか蛙はお盆の上の徳利を枕に寝ています。
その後、リスがタオル片手に温泉に漬かりながら汗を拭いている所を
「ホテル層雲♪」といって仕舞うあのCM。ここまで言えば殆どの道民でそれなりの年代の方は分かると思います!
そんな有名なホテル層雲が廃墟になってしまっていたのです…。
多分以下の動画を見れば40代以上の人には伝わるかと…。
まだわからない人の為にyoutube動画
ここまで見れば北海道のオジサンオバサンなら誰もが分かるでしょう。
※若くても知っている人はいると思いますけどね。
そんな超有名ローカルCMとまで言われたホテル層雲が実は廃墟になっていたんです…。
急遽層雲峡へ
廃墟界隈の人なら皆知っていたのかもしれません。
正直自分はそこまで界隈の方々と多く情報共有する為に話す訳でもないし、まさかここが無くなっているなんて知らなかったのでびっくりというかショックでした。心霊スポット扱いされている事も驚きでした。
ですのでホテル層雲の現在を確認すべく急遽層雲峡へ行ってきました。
すると…。
待っていたのは巨大廃墟
ここはいつも「通り過ぎる場所」で、正直通った時も
ここがあの「ホテル層雲」だなんて認識してなかったので、Googlemapを調べて着いた時ビックリしました。
何気なく通っていたコレがあのホテル層雲だったのだと。
(自分の廃墟に対する知識の浅い底を実感した)
そして、
その層雲峡温泉街のど真ん中にある巨大廃墟を前に、
言葉を失ったのでした。
正直離れた位置から見た部分だけだと廃墟という感じはそれほどないのに…。
内部探索は出来ず
ホテル層雲の所有者(運営会社?)の系列であるホテル雷電も放置されておりその後解体。
正直、入ろうと思えば入れるホテル層雲でしたが、
まず相当巨大な廃墟であることで時間がそこまで残されてなかったこと、
交通量の多い場所ということ、
隣に今も営業しているホテルや、向かいにはセブンイレブンがある事から、
入ることを断念。
外観だけを見て帰る事にしました。
近くから細かく意識して見ていると痛み過ぎている感じは当然するし、
ここが廃墟なんだと分かります。
外観から中を少しだけ
これだけ間近で写せばほぼ営業してないというのが
お分かりいただけるかと思います。
タイルも剥がれているし、ガラスは割れていますからね…。
あの北海道人ならだれもが知っているローカルCMで、どこか懐かしい優しい気分にさせてくれたあのホテル層雲が無残にも廃墟となっていることが…。
間近で見ると廃墟そのもの…。(10年近く放置されているから当たり前だが…)
ここも時が止まってしまったんですね。
CMの歌のように
ゆったりのんびりすることはもう出来ないんですね。
頭の中であのCMがぐるぐるとエンドレスリピートするような感覚になりながら、
ここを去ったのでした。
追記 ホテル層雲解体へ
令和5年(2023年度)20億円を投入して2年計画で解体することが決まったそうです。
このホテル層雲は廃墟化してから10年以上経過しており、
景観を損ね安全性の課題もある事から上川町が国に除去を要望していたものを国(環境省)が方針を固めたようです。
詳しくは以下の北海道建設新聞社の記事にてご覧ください。
ではニナ(@himajine_syasai)でした。
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