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留萌駅前自由市場の白鳥精肉店が閉店 駅なき駅前に残った店の記録

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2026年10月29日に記録された留萌駅前自由市場の白鳥精肉店 街歩き
留萌駅前自由市場 白鳥精肉店 2026年10月29日 IMG 9811

北海道留萌市の留萌駅前自由市場で営業してきた「白鳥精肉店」が、2026年10月31日(土)をもって閉店する。

留萌駅が廃止されてから3年余り。鉄道の駅がなくなっても、駅前自由市場では商いが続いてきた。その一角を担っていた精肉店が、また一つ歴史に区切りをつける。

2026年10月29日の留萌駅前自由市場と白鳥精肉店
白鳥精肉店の閉店を知らせる掲示(2026年10月29日撮影)

白鳥精肉店が2026年10月31日で閉店

店頭に掲げられたお知らせには、10月31日をもって閉店すること、そして長年の利用客に対する感謝が記されていた。撮影されたのは閉店の2日前、10月29日である。

以前、白鳥精肉店の味付けジンギスカンを一度だけ食べたことがある。これが実に美味かった。

肉は驚くほど柔らかく、羊肉特有の癖もほとんど感じない。味付けも甘すぎず、ちょうどいい。今でもその味を覚えているほどだ。

2026年10月29日の留萌駅前自由市場と白鳥精肉店
閉店を控えた白鳥精肉店と市場の様子

鮮魚、精肉、かまぼこ。駅前自由市場に並んでいた店

留萌駅前自由市場は、旧留萌駅のすぐ近くにある市場だ。かつての駅周辺案内には、精肉店、鮮魚店、青果店、かまぼこ店などが集まる場所として紹介されている。

2010年代から2020年代にかけての訪問記録をたどると、店の数が以前より少なくなったという声がある一方、長田鮮魚店や鈴木かまぼこ店、白鳥精肉店など、名前を挙げて紹介されてきた店もあった。市場は単なる古い建物ではなく、魚や肉、惣菜を買いに人が訪れる場所だったのである。

白鳥精肉店については、焼肉用の肉や味付け肉を購入したという記録も残る。鮮魚店で海の幸を買い、精肉店で肉を選ぶ。そんな買い物が一度にできるのも、昔ながらの市場らしさだったのだろう。

参考:留萌駅周辺の案内(駅前自由市場)、留萌駅前自由市場の訪問記録、白鳥精肉店の店舗情報・口コミ。いずれも過去の記録を含み、現在の営業店舗数を示すものではない。

2023年、留萌駅が廃止されても市場は残った

JR留萌本線の石狩沼田―留萌間は2023年3月31日を最後に営業を終え、翌4月1日に廃止された。鉄道が走っていた頃、留萌駅は街の玄関口の一つだった。駅が役目を終えたことで、駅前という場所の意味も変わっていった。

しかし、駅の廃止と市場の閉鎖は同じではない。2023年8月の訪問記録にも、駅は閉鎖されていたが市場は営業し、客が訪れていた様子が残っている。駅廃止後の市場を訪ねた記録からも、駅がなくなった後に商いが続いていたことが分かる。

駅はなくなっても、「駅前自由市場」という名の場所は残った。駅なき駅前。少し不思議な響きだが、そこには現在も街の暮らしがある。

動画に残した留萌駅前自由市場の姿

私も以前、留萌駅前自由市場を歩き、その様子をYouTube「ニナ北海道探訪」で紹介した。駅廃止から3年が経った留萌の街を歩き、駅前の変化と、営業を続ける市場の姿を記録した動画だ。

白鳥精肉店も取り上げている。閉店の知らせを聞いた今、映像に残した何気ない店先の風景が、以前とは違った意味を持って見えてくる。

2026年10月29日の留萌駅前自由市場と白鳥精肉店
2026年10月29日に記録された市場の風景

白鳥精肉店の閉店後も、駅前の日常は続いていく

駅が廃止された後も、市場には店があり、買い物をする人たちの日常が続いている。白鳥精肉店の閉店は、そうした駅前の風景がまた一つ変わる出来事でもある。

古い街を歩いていると、かつてあった店の名前だけが看板に残っていたり、何を売っていたのか分からなくなっていたりする場所に出会う。そうなってから当時の姿を探しても、記録が見つからないことは少なくない。

だからこそ、店が営業していた頃の映像と、閉店を知らせる写真を一緒に残しておきたい。駅前自由市場のすべてが過去になったわけではない。白鳥精肉店の歴史に一つの区切りがつく一方で、留萌の街はこれからも変わり続けていく。

2026年10月29日の留萌駅前自由市場と白鳥精肉店
留萌駅前自由市場に残された2026年10月の風景

写真は2026年10月29日撮影。閉店日は店頭の告知に基づく。本文の市場の歴史・店舗の紹介には過去の訪問記録も参照しており、各店舗の現在の営業状況を保証するものではない。

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