【塩谷・忍路】伊藤聖文学碑からの忍路巡り【小樽ディープスポット案内】

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こんにちは。
ニナ(@ninarich0313)です。

今回も久しぶりに
小樽ディープスポット案内をします。

前回の小樽軍事道路・張碓編ですが、

あれから天気が微妙で山の変わりやすい天気や

道路の事を考えると危険な為、

今年中に行けるか分かりませんが、

チャンスがあれば狙って行きたいと思っています。






塩谷-忍路巡り

さて、

今回は小樽の【塩谷】と【忍路】にスポットを当てたいと思います。

この【】の中の漢字、皆さん読めますか???

・・・

・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・

正解は

そうです!【しおや】と【おしょろ】と読みます。

皆さん素晴らしい!よく読めましたね!

この塩谷地区と、忍路地区を回っていきます!

ただし!

忍路と言えば、環状列石(ストーンサークル)ですが、

今回はソレはなしの方向で行きますね。

また別の機会にご紹介しますのでお楽しみに!

伊藤整文学碑と忍路地区に行ってきた

さて、今回行ってきたのは

伊藤聖文学碑と、

忍路地区に行ってきました。

案外小樽に住んでいる人でも、

ここって通り過ぎるだけで行った事がない人も多いんですよね。

伊藤整文学碑は、

小樽本局前から出ている塩谷線のバスの終点になる程の場所なので、

聞いた事がある人は多いものの、

わざわざ行った事がないという人も多いんですよね。

また、忍路は、

小樽街中から余市に行く時、

稲穂ー長橋ーオタモイー塩谷ー桃内ー忍路ー蘭島ー余市という順に

国道5号線を走っていくのですが、

実際、塩谷以降は完全にスルーされやすい地域。

その為行った事がないという人が大半です。

と、言う訳で、行く当てもなく行ってきました。

伊藤整文学碑

伊藤整という人物は、

現小樽商科大学の前身、小樽高等商業学校出身の小説家で、

この学校出身者は小林多喜二や北海道拓殖銀行の鈴木茂、

元衆議院副議長だった岡田春夫などが多数います。

多喜二にいたっては

1歳上。同じ校舎に後に有名になる人物がいたなんて、

正直今の問題が多くある小樽商科大学では

考えられないなぁといった所。

そんな伊藤整という人物の作品で聞いた事が

あると思われる作品は『雪明りの路』

これを1926年(大正15年:昭和元年)に自費出版している人です。

小樽雪明りの路。すっかり今では有名になりましたね。

伊藤整という人物は、

生前は文学の評論家として碑文の建立を断り続けていたのだそうです。

それは『権威主義的』と見られる事だからだったのだとか。

しかし、本人が病に倒れ、

仲間達の必至の説得にそれを受け入れたのだそう。

そして今に至る訳ですね。

この文学碑には、

海の捨児(うみのすてご)の前半分が書いてあります。

碑文「海の捨児」

私は浪の音を守唄にして眠る

騒がしく絶間なく

繰り返して語る灰色の年老いた浪

私は涙も涸れた凄愴なその物語りを

つぎつぎに聞かされていて眠ってしまふ

私は白く崩れる浪の穂を越えて

漂っている捨児だ

私の眺める空には

赤い夕映雲が流れてゆき

そのあとへ星くづが一面に撒きちらされる

ああこの美しい空の下で

海は私を揺り上げ揺り下げて

休むときもない

と海の捨児の

一部分が書いてあります。

その続きはこうです↓

何時私は故郷の村を捨てたのだらう。

あの斜面の草むらに残る宵宮の思ひ出にさよならをしたのだらう

ああ 私は泣いているな

ではまたあの村へ帰りたいといふのか

莫迦な

もうどうしたつて帰りやうのない

遠いとほい海の上へ来ているのに

でも今に私は忘れるだらう

どんな優しい人々が村に居たかも

昔のこひびとは見知らぬ誰かの妻になり

祭の宵には 私の思ひ出を

微笑に光る涙にまぎらせても

私は浪の上を漂つているうちに

その村が本当にあつたか どうかさへ不確かになり

何一つ思ひ出せなくなるだらう

波の守唄にうつらうつらと漂つた果て

私はいつか異国の若い母親に拾ひ上げられるだらう

そして何一つ知らない素直な少年に育ち

なぜ祭の笛や燈籠のやうなものが

心の奥にうかび出るのか

どうしても解らずに暮すだらう

詩集 冬夜より

伊藤整文学碑

この文学碑のある場所がゴロダの丘。

※すぐ目の前には一般宅があるので訪れるときは迷惑にならないように。

建立発起人

※建立発起人が一覧で書いてある

正直、ここに来て見ると

あまりにも周りには何も無く

【それ(文学碑)】だけで寂しい感じがするかもしれませんね。

ただ、たった一つの文学碑でも、

歴史を遡れば無限に広がる様々なドラマがあると思うと

ワクワクしませんか?

この文学碑を建立するに関わった人たちの思いもそうですし、

ここの近所の人達は、この文学碑に対する様々な気持ち、

思いでもあるでしょう。

そう考えると、

ただコレだけ・・・。とはまた違って見えてくるもんですね。

伊藤整が育った家

文学碑 休憩場所

文学碑横の休憩スペース。こういう場所で

文学に勤しんでみる・・・。なんて事も有りかなぁ?

文学碑からの眺め

文学碑からの眺め。昔は建物も少なく

すぐ下は海岸線だったのでしょう。

塩谷の海はキレイで海水浴にもオススメ。

そして、この文学碑を見た後向かったのが

忍路。(おしょろ)

目的は特になし。ただ行ってみたかっただけ。

という訳で行ってご紹介。

忍路地区探訪

小樽国道5号線から向かうのではなく、

あえて山側の道から行ってきました。

現在、この奥では、

平成30年に開通予定の北海道横断自動車道、

小樽ー余市間の高速道路を建設中。

取りあえず真下から写真を撮ってみた。

北海道横断道路 小樽 余市間

左側が小樽、左側が忍路ー余市方面ですね。

周りは山だらけなのが、数年後はこの上に車が沢山走る訳です。

今日は今現在を起点にして、

過去と、近い未来を想像して、

なんだか脳みそフル回転です。

なんて思いながら、

撮った数時間前という過去も、

今現在も未来と隣り合わせだけど、

既に過去なんだよなぁ。。。と

柄にもなく物思いに更けてみました。

で、いよいよ忍路へ。

忍路地区潜入

忍路手前のトンネル

右奥小樽

皆さん、ここ見覚えありますか?

上の写真のトンネルがこの下の写真の右側にあります。

ここは国道5号線。

右側が余市、進行方向の向こう側が小樽方面です。

で、

この左側が忍路の中心地。

大抵は通り過ぎちゃいますからね。

行った事がない人も多いと思います。

さて、

この先、順を追って写真を貼って行きます。

忍路

元々ここの下も歩けたみたいですね。

しかし、降りたい気持ちを必至に抑え我慢しましたよ・・・。

冒険心くすぐられます。この奥には何があるのか。

洞窟すらあるんじゃないの?って思っちゃったり。多分無いけど。

忍路 海岸線

上から見るとこんな感じ。

小さな海水浴場みたいな所が。

ここキレイに整備してプライベートビーチ化だ!w

ってやっぱり無理?w

小樽向き

上の1枚は小樽方面を撮った1枚。

奥に見えるのはオタモイ海岸の裏辺りでしょう。

では更に奥へ。

真下

真下には小屋が。漁師小屋なのか何なのかは不明。

竜ヶ岬

奥に見えるのが竜ヶ岬。

竜ヶ岬は釣りの穴場スポットだったりします。

って結構色んな釣りブログに書かれていますが、

穴場スポットって書いちゃったら穴場じゃなくなるよね。

だから自分が知っている釣りの穴場スポットは書きません!w

まぁココは書いたけど、

既に散々書かれている所だもん。

穴場ではないと思うし。

仕方が無いよね?w

さて話は戻りまして、

実はここ、一部地域の人の間で

忍路半島と呼ばれるみたいですね。

更に奥に行ってみましょう。

ここから程なくすると、

すぐ住宅街に。

どこか懐かしい、昭和の香りがする地区でした。

下のような石倉があり、

石倉

懐かしい雰囲気

石倉の前の道路はこんな感じ。

車がもっとレトロだったら、

平成の初期とか昭和って言っても通じちゃいそうなレベル。

ちなみにここのすぐ横には簡易?郵便局があります。

写真奥に見えるのが忍路の漁港。

この小さな地区は、

元々は忍路郡という小さな村で、

近江商人の西川伝右衛門によって開かれたのだとか。

忍路

奥が今来た道。国道5号線方面です。↑

売り物件

なかなかデカイ土地。

そのすぐ向い側には・・・。

忍路神社

忍路神社

忍路神社。

鳥居だけキレイな気がするのは自分だけ?

忍路の歴史を調べてみるとまた面白い。

この忍路神社はかつて大国主をと祀る神社で、

蝦夷大国主一宮と呼ばれていたらしい。

そして、ここの社殿は元々

津古丹稲荷神社と呼ばれていたようで、

小樽の津古丹という地域にあったものをココに移動してきたのだとか。

(津古丹という地域は今はもちろん無い)

塩谷と忍路の間にあった地域なんだとか。

今の桃内とか、そこらへんかな?

ただ書き始めたらこれまたウィキペディアびっくりの

ボリュームになりそうなので今回は省略。

で、この神社や管理地からすぐそこには・・・。

忍路 海

海!!

角度を変えて・・・

海

※奥に見える赤い屋根の建物は北大臨海実験所:立ち入り禁止

また海!(ここ忍路湾って呼ぶらしい)

そしてこの裏には・・・

そり立つ壁

そり立つ壁!

そして・・・。

忍路港

漁港!

あの奥に見えるのは余市方面。

と、

まぁなんでしょう。

写真を貼って勢いに任せて書いてみましたが、

ワクワクしてるのはきっと自分だけでしょうw

ちなみにこの写真の右側奥へ歩いて行くと

先ほど書いた竜ヶ岬という釣り場スポットになります。

忍路という地区には、

HAMMER HEAD(ハンマーヘッド)という夏場限定オープン(8月31日まで)している

海間近、夕陽がキレイ、シーフードやパスタで有名なお店があります。

ハンマーヘッド

ハンマーヘッドFacebookページより

恐らく、ここに行った事がある人くらいしか

忍路地区に行く事はそうそうないのではないでしょうか。

この素敵な夕陽を見に、

来年の夏、忍路へ行ってみませんか?

まとめ

と、言う訳で、

今回も小樽ディープスポット案内として、

伊藤整文学碑

忍路地区をまとめて紹介させていただきました。

何故わざわざこのような紹介をしたのか。

知ってる人は当たり前過ぎるけど、

知らない人には意識すらされないような場所だから。

小樽にはもっと良い場所があると多くの人に知って欲しいから。

小樽の隠れ家的な位置の忍路。

小樽人でも聞いた事はあっても

行った事が無い人が多い伊藤文学碑。

より多くの人に広がって伝わって、

小樽に遊びに来るとき、

おっ、そういやそんな場所もあったな・・・。

行ってみるか。

と、

思い出して貰えればなによりです。

と言う訳で、

今回の小樽ディープスポット案内は、

塩谷ー忍路地区でした^^

あ!そうそう忍路と言えば、ハンマーヘッドの他にエグヴィブという人気のパン屋さんもあるので

興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか?

国道五号線より小樽方面から行く場合、桃内を越えてトンネルを抜けた後、トンネル手前を右折、

忍路に向い、そこからまっすぐ行って左折すると右手に見えて来ます。

パンオショコラというクロワッサンの中にチョコが入ったパンと、

クロワッサンがおすすめ!(両方クロワッサンかよwという突っ込みはしない方向でお願いします)

ではでは。

また。

ニナ(@ninarich0313でした^^

暇人マップ作りました。良ければ見て下さいね。

こんなのもオススメ!

【小樽ディープスポット案内】忍路ー地鎮山ー西崎山環状列石で太古の小樽を感じてみる。